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【上映中!蟹工船(宣伝文案9本)】
現在、横浜のシネマジャック&ベティ(後述)で上映中の映画「蟹工船」、 もうご覧になりましたか???10月10日までですよ。 1953年(昭和28年)に現代ぷろだくしょんが自主製作した作品です。 原作は、勿論、小林多喜二が1929年(昭和4年)に発表した小説、プロレタリア 文学の名作「蟹工船」です。 (10/7追記:脚本・監督は俳優の山村聡です。) 非人間的な労働、格差・貧困社会が加速する中で、今年異例のブームが到来、 急遽劇場公開されることになったものです。 以前に観たときはフィルムが痛んでいて、映像も音声も悪く十分に鑑賞できま せんでしたが、今回のはニュープリントで気持ちよく観られました。 製作当時の宣伝リーフレットの復刻版を求めることができました(写真参照、 実物が大きすぎて写真は半分だけです)。 その裏面に、宣伝文案として9本のコピーが書かれていました。 ○ 秋の第一弾!話題と風雲はらむ海の巨豪篇! ○ 撮影半歳、大配役七〇名、怒涛の群像にがっしと取組み多喜二文学の 最高峰にいどむ山村聡の第一回野心監督作品! ○ 荒海うねる極北!雪崩うつ白夜 の反乱!襲来する軍艦旗!圧倒 的迫力! ○ 浪荒きカムサッカ!爆発する 人間性の大ドラマ!日本映画が なしとげた最大の壮挙! ○ 白夜のカムサッカを紅に染めた 海の男たちの反乱!帝国海軍の 旗の下に彼等は何を見たか? ○ 白夜の極北に激発する人間性の ドラマ!小林多喜二文学の金字塔、遂に映画化! ○ たえがたき暴力と圧制に、どん底 にうごめく男達の怒りは爆発する! ○ ごう然火を吹く銃口…信じて疑はぬ彼等に帝国海軍の正体が暴露された! ○ 追いつめられた人間の唯一生きる道は?怒涛さかまく北洋に海の男達の 怒りは爆発した! 蛇足です。 ”抑圧的な上官への船員の反乱”で「戦艦ポチョムキン」を連想される方も いらっしゃるかも知れません…。 こちらはエイゼンシュテイン監督の名作映画で、1925年にソ連で公開されました。 日本での上映は第二次世界大戦終了後の1959年でした。戦前は共産主義 プロパガンダが含まれているとみなされ、政府の検閲により上映禁止措置が 取られたためです。 小林多喜二が「戦艦ポチョムキン」を観る機会はありませんでした。 by MO 付録 「CINEMA JACK&BETTY」 関内駅から伊勢佐木モールをぶらぶら歩いて15分ちょっと…昔ながらの 雰囲気の街角にあります。 当初は「横浜名画座」という1館でしたが、1991年のリニューアル時に2館に 分けて現在の形状になりました。2005年2月にいったん閉館、同年8月に 運営が再開されました。 経営者がお若い方に代わって新機軸を 打ち出し、最近は活気を感じます。 例えば、9月27日~10月24日の期間は 『労働・オブ・ザ・リング』と銘打って、 労働を考える映画を特集して上映して います。 「蟹工船」「時代(とき)を撃て・多喜二」 「にあんちゃん」「人らしく生きよう-国労 冬物語」「フツーの仕事がしたい」「女工 哀歌(エレジー)」がラインナップです。 また、多喜二つながりで、CD「多喜二が 愛した音楽」や、その作者が出演する イベントのちらしを館内に置かせてくれる という対応をみせてくれます。 道路の向かい側には以前は「横浜日劇」が ありましたが2005年2月に閉館、 2007年4月に取り壊されました。 ”洋画は日劇、邦画は名画座”と呼ばれていました。 (こんな↓位置関係でした)
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| 2008-10-06 00:09
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