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【ジュリーが演じた9人】
『我が窮状』は多くの人が知るところとなりました。 ところで、ジュリー・沢田研二は18年以上も前にも反戦歌を歌っていたのです。 知らなかったのは私だけ???でしょうか… 先ずはこれをご覧(お聴き)ください。 『脱走兵』 上記の「脱走兵」はジュリーの舞台の中でだけ歌われたもので、 あまり広くは知られていなかったようです。 作詞:Boris Vian(ボリス・ヴィアン) 作曲:Harold Berg(ハロルド・ベルク) 1954年 日本語詩:加藤直 編曲:coba 歌:沢田研二 1990年 yuotubeから聴き取った歌詞は以下の通りです。 (全文聴き取りましたが、ここには最初と最後だけを記します) ♪大統領閣下 手紙を書きます もしお暇があれば 読んでください 僕は今 戦争に行くようにとの 令状を受け取りました いわゆる赤紙です (中略) ♪行く先決めず 見知らぬ国から この世の果てまで 声高らかに ”ノン”と言うのだ 戦争を拒否せよ 我らは同じ人間 血を流したいなら どうぞあなたの血を 猫を被った皆さん お偉い方々 僕を見つけたら どうぞご自由に 撃ってください 撃ってください 全く知りませんでしたが沢田研二は、1989年から1998年までの10年間、 世界的な芸術家9人をテーマにして、 一人オペラのような舞台「ACTシリーズ」 (演出・加藤直、音楽coba)を演じています。 その9人とは… 1989年 #1 ACT KURT WEILL クルト・ワイル ドイツの作曲家 1990年 #2 ACT BORIS VIAN ボリス・ヴィアン フランスの作家・詩人 1991年 #3 ACT NINO ROTA ニーノ・ロータ イタリアの作曲家 1992年 #4 ACT SALVADOR DALI サルヴァドール・ダリ スペインの画家 1993年 #5 ACT SHAKESPEARE シェイクスピア イギリスの劇作家・詩人 1994年 #6 ACT EDITH PIAF エディット・ピアフ フランスのシャンソン歌手 1995年 #7 ACT BASTER KEATON バスター・キートン アメリカの喜劇俳優 1996年 #8 ACT 宮澤賢治 KENJI MIYAZAWA 日本の童話作家・詩人 1997年 #9 ACT ELVIS PRESLEY エルビス・プレスリー アメリカのロック歌手 (1998年 #10 ACT むちゃくちゃでごじゃりまするがな) 錚々たるメンバーを取り上げたものですね。 この計10回の公演は「沢田研二ACTシリーズCD大全集(1999/10/26)」 9枚組み(!)に収録されているとのことです。 さて問題の「脱走兵」は、その第2回(1990年)の舞台で歌われました。 この舞台では、ヴィアン(彼は歌手でもありました。写真参照)の曲を 中心にした第一章と第三章、自分の曲を中心にした第二章、 それらの間をヴィアンや曲にまつわる話でつなぐ、という構成でした。 3/7~18東京グローブ座、3/21~27新神戸オリエンタル劇場で歌われた曲は、 以下の通りで、舞台のクライマックスの部分に「脱走兵」が配されました。 第一章(エンドマークが始まりだった) 俺はスノッブ / 気狂いワルツ / 原子爆弾の ジャヴァ / 王様の牢屋 第二章(日々の泡) 巴里にひとり(French) / MONA-LISA (English) / 許されない愛 / きめてやる今夜 / カルメン・ストーリー / 夜のタンゴ 第三章(墓に唾をかけろ) 墓に唾をかけろ / 鉄の花 / ”脱走兵” / 進歩エレジー / 憎みきれないろくでなし アンコール 短くも狂おしく燃え / バラ色の人生 あるファンの方のこの舞台を見ての感想を一部ご紹介します。 > 第三章の歌は、どれも秀逸。 > 「脱走兵」は、舞台の左端に腰掛けて歌った。 > 最後に、「撃ってください」と、両手を挙げ肉声で歌うところ、 > 殺し合うよりは自らの命を投げ出す、その突き抜けた表情には胸を打たれました。 > どうしてあんな表情ができるのだろう。凄い、と思いました。 『我が窮状』は突然生まれたものではなかった…のです。 この『脱走兵(Le deserteur)』は、インドシナ戦争中に作詞されました。 元の詩はここでも読めます。 1954年というと、ベトナム軍とフランス軍合わせ約1万人の戦死者を出した、 ディエンビエンフーの戦いのあった年です(写真は戦場跡です)。 歌に登場する大統領はルネ・コティと思われます。シャルル・ド・ゴールは次の 大統領です。 この歌はフランスの人々に広く愛唱されましたが、当時ラジオでの放送禁止曲と なったそうです。 幾つもの言語に翻訳され、日本でも他の歌手にも歌われています。 高石友也さんの「拝啓大統領殿」、ザ・フォーク・クルセダーズの「大統領様」、 高田渡さんの「おなじみの短い手紙」(これの詩はラングストン・ヒューズ)など。 by MO この記事は以下のHPを参考にさせていただきました。 ジュリーに熱烈 ジュリーに熱烈・別館(資料集)
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| 2008-10-13 00:09
| 輝け!憲法9条
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