by 9collection
現在の時刻
記事ランキング
画像一覧
カテゴリ
タグ
音楽&歌(144)
☆友人から聞いた(140) 本&雑誌(132) ☆家族のアイデア(126) 意思表示(118) 映画&舞台(112) お花&巨木(93) 世界の焦点(77) TV番組(73) スポーツ(67) 地球&宇宙(63) インターネット(54) B級グルメ(48) 漫画&アニメ(41) お洒落なお店(39) 世界遺産&国宝(36) 温泉&湧水(34) ゲーム&パズル(32) 人間天皇(19) B級グルメ(1) 検索
最新の記事
以前の記事
2017年 09月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 more... 外部リンク*
外部リンク
その他のジャンル
ブログジャンル
|
頭の悪い奴らが 圧力をかけてくる
呆れてものも言えない またしてもものが言えない 権力を振り回す奴らが またわがままを言う 俺を黙らせようとしたが かえって宣伝になってしまったとさ 日はまた昇るだろう このさびれた国にも いつの日にか いつの日にか 自由に歌えるさ 「アイ シャル ビー リリースト」(の歌詞の一部) 作詞・作曲:ボブ・ディラン 日本語詞:忌野清志郎 1988年8月13日、日比谷野音ライブアルバム(コブラの悩み) 残念、忌野清志郎さんが亡くなりました…。 5月2日0時51分、がん性リンパ管症のため都内の病院で。58歳でした。 安らかにおやすみください。 ─ [関連] 忌野清志郎(憲法九条を自慢) ─ 【裁判員制度開始にあたって観ておきたい映画(9本)】 法学館憲法研究所(JICL)のHPに、 「シネマ・DE・憲法」というコーナーがあります。 ─ 映画やテレビ、書籍といった目に触れ やすい情報に憲法を通して触れ合って いこうというコンテンツです─ と、説明されています。 その先週の記事が「裁判員制度開始にあたって 観ておきたい映画案内」です。 ─ 刑事裁判の現状・問題点、裁判への市民 参加の意義などについて考える上で 有益な作品を紹介します─ として、取り上げられている映画が 以下の9本です。 (このブログに掲載するにあたって 製作年度順に並べ替えました) <刑事裁判の現状・問題点を考えさせてくれる作品> 1)『真昼の暗黒』 1956年 監督今井正 2)『松川事件』 1961年 監督山本薩夫 3)『免田栄 獄中の生』 1993年 監督小池征人 4)『それでもボクはやってない』 2006年 監督周防正行 5)『つくられる自白―志布志の悲劇―』 2008年 監督池田博穂 <裁判への市民参加の意義を考えさせてくれる作品> 6)『12人の怒れる男』 1957年 アメリカ 監督シドニー・ルメット 7)『12人の優しい日本人』 1991年 監督中原俊 8)『陪審員』 1996年 アメリカ 監督ブライアン・ギブソン 9)『日独裁判官物語』 1999年 監督片桐直樹 ─ [関連] 裁判員制度(9人で評議、判決) ─ 『真昼の暗黒』と『松川事件』は、我が家にビデオがあります。 この機会に、お若い方々のために、60年前に起きた松川事件ついて、 少し触れておきましょう。 事件現場の近くに建立された「松川の塔」に作家の広津和郎氏が 起草した碑文が刻まれています。 以下はその全文です。 ***ここから***************** 1949年8月17日午前3時9分、この西方200米の地点で、突如、 旅客列車が脱線顛覆し、乗務員3名が殉職した事件が起った。 何者かが人為的にひき起した事故であることが明瞭であった。 どうしてかかる事件が起ったか。 朝鮮戦争がはじめられようとしていたとき、この国はアメリカの占領下 にあって吉田内閣は、二次に亘って合計9万7千名という国鉄労働者の 大量馘首を強行した。かかる大量馘首に対して、国鉄労組は反対闘争 に立上がった。 その機先を制するように、何者の陰謀か、下山事件、三鷹事件及び この松川列車顛覆事件が相次いで起り、それらが皆労働組合の犯行で あるかのように巧みに新聞、ラジオで宣伝されたため、労働者は出ばな を挫かれ、労働組合は終に遺憾ながら十分なる反対闘争を展開するこ とが出来なかった。 この列車顛覆の真犯人を、官憲は捜査しないのみか、国労福島支部 の労組員10名、当時同じく馘首反対闘争中であった東芝松川工場の労 働者10名、合わせて20名の労働者を逮捕し、裁判にかけ、彼等を犯人 にしたて、死刑無期を含む重刑を宣告した。この官憲の理不尽な暴圧に 対して、俄然人民は怒りを勃発し、階層を超え、思想を超え、真実と正義 のために結束し、全国津々浦々に至るまで、松川被告を救えという救援 運動に立上がったのである。この人民結束の規模の大きさは、日本ばか りでなく、世界の歴史に未曾有のことであった。救援は海外からも寄せら れた。 かくして14年の闘争と5回の裁判とを経て、終に1963年9月12日全 員無罪の完全勝利をかちとったのである。 人民が力を結集すると如何に強力になるかということの、これは人民 勝利の記念塔である。 *****************ここまで*** 碑文の中に、「重刑」とあります。無実の20人対し、5人の死刑、5人の無 期懲役、他に計95年6ヶ月もの刑を科したのです。 しかし、終には全員無罪を勝ちとりました。この経緯、この真実は、いか なる創作にも優るドラマと言えましょう。 by NO 我が家の書棚から「松川事件」を探しました。↑左から 「日本の黒い霧(文芸春秋1960年1月号~12月号に連載)」 松本清張 「松川事件・真実の証明(1997年4月八朔社)」 高田光子 「松川運動全史─大衆的裁判闘争の15年(1965年12月労働旬報社)」 松川運動史編纂委員会(大野達三、小沢三千雄、他) 拾い読みでも、凄いたたかいであったことが鮮やかに蘇えります。 by MO
by 9collection
| 2009-05-04 09:09
| ちょっと真面目
|
ファン申請 |
||