by 9collection
現在の時刻
記事ランキング
画像一覧
カテゴリ
タグ
音楽&歌(144)
☆友人から聞いた(140) 本&雑誌(132) ☆家族のアイデア(126) 意思表示(118) 映画&舞台(112) お花&巨木(93) 世界の焦点(77) TV番組(73) スポーツ(67) 地球&宇宙(63) インターネット(54) B級グルメ(48) 漫画&アニメ(41) お洒落なお店(39) 世界遺産&国宝(36) 温泉&湧水(34) ゲーム&パズル(32) 人間天皇(19) B級グルメ(1) 検索
最新の記事
以前の記事
2017年 09月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 more... 外部リンク*
外部リンク
その他のジャンル
ブログジャンル
|
【第九陸軍技術研究所】
(写真1 『登戸研究所跡碑』 裏面には「すぎし日は この丘に立ち めぐり逢う」とあります。 重く深い意味が凝縮されているようです) 電子レンジもケータイもここでうまれた!? 《この記事で紹介する資料館発行の「見学会開催のお知らせ」から引用》 007シリーズのQ課が日本陸軍の登戸研究所に当たる。 《あるサイト(!)の「秘密戦資材」の説明文から引用》 と、おそらくは…若い人や関心の薄い層を意識して、このようにやや くだけて 紹介される(場合もある)戦争遺跡…を、ご存知でしょうか。 (写真2 『研究所を訪問した昭和天皇』 どれだけ重視していたかが顕れています) それは…明治大学生田キャンパス内に現存する旧日本陸軍「登戸研究 所跡」です。「登戸研究所」は通称(秘匿名)で、正式名称は「第九陸軍技 術研究所」です。 戦前に日本陸軍が建設し使用した施設を、そのまま保存し活用した全国 初の、また、秘密戦(注a)に関する日本唯一のミュージアムです。 (注a)秘密戦とは…、 ●戦争に必ず付随するが歴史に記録されない(裏側の戦争) ●戦時に限らず、平時においても密かに行われている(水面下の戦争) ●秘密戦の4つの要素、防諜・諜報・謀略・宣伝(戦時プロパガンダ) 《明治大学教授・「明治大学平和教育登戸研究所資料館」館長山田朗さん の講演レジュメから一部引用》 (写真3 『状況申告 第九陸軍技術研究所』 1942年度・昭和17年度に登戸研究所が使った 金額は679万円、現在の金額で36億円にも及び、 当時としては莫大な資金が配分され、 戦局が悪化しても予算は減らされませんでした) ↓ 「登戸研究所」の研究内容は、人道上 あるいは国際法上、重大な問題を孕む ものが含まれていたため、 戦後も全容は明らかにされませんでした。 しかし、地域で平和学習にとりくむ 高校生や市民の活動によって次第に 実態が明らかになり、 戦争遺跡としての保存運動も進み(注b)、 ついに今春4月7日、 「明治大学平和教育登戸研究所資料館」 として一般公開が始まったばかりです。 (注b)市民の活動、保存運動とは…、 (前略)資料館がオープンできたのは明治 大学の英断による。(中略)背景には 20余年の長きにわたって多くの人たちが努力してきたことがあった。とり わけ登戸研究所に勤務していた人たちが重い口を開き、資料を提供して くださり、また資料館建設を大学に要望していたことが決定的であった。 《元法政二校教諭・明治大学非常勤講師・「旧陸軍登戸研究所の保存を 求める川崎市民の会」共同代表渡辺賢二さんの新聞解説記事(「謀略の 丘」は語る)から一部引用》 さて、この記事では、資料館の豊富な展示内容や、キャンパス内に残る 研究所史跡の説明は、写真を掲載した3点のみにとどめます。 代わりにはなりませんが、 見学会の主催者に宛てた私たちの感想を掲載させていただきます。 ★・・・・・・・……─────── 見学会に参加させていただいて有難うございました。 法政二校の生徒さんたちが調べている…と、新聞報道で読んだのが 1989年、21年も前のことだったのですね。少し驚きました。 それ以来、この「登戸研究所」のことは気になっていて、新聞数紙の切り 抜きも取ってありましたし、見学にも行きたいと考えていました。 それにしても、堅く口を閉ざしていた元研究所所員の方が、生徒さん たちの質問に心を開いて語り始めた…、若い人たちの真剣な探究心が、 日本が行った侵略の歴史の一こまを掘り起こすきっかけになった、という お話には感動しました。 (説明して下さったMYさん) また、この資料館で働く若い職員の 皆さんが、しっかりと調査研究を行わ れていることが、説明から良く伝わっ てきて、嬉しかったです。 そして、明治大学の授業にも取り上げ られ、多くの学生さんが受講されている ことを知り、 若い世代に語り継がれていることを 感じて胸が熱くなりました。 戦争のための研究所を、平和を求める 資料館として、見事に蘇えらせて下さっ た皆さまのご努力に、心からの敬意を 表します。 私たちは、この問題をより多くの人々に知っていただくために、先ずは 地元の仲間たちに広めたいと思います。ささやかですが、その努力を 続けたいと存じます。 by MO&NO ─2010年12月12日追記─ 昨日、資料館主催の見学ツアーに参加させていただきました。 茅ヶ崎から5人、全体で20人の参加でした。この日は資料館館長の 山田朗さんが直々ガイドをしてくださいました。 731部隊の創設者である石井四郎中将が考案し、 登戸研究所にも残されていた「石井式濾過器」に刻印されていた ”軍事秘密”が面白いので写真を撮らせていただきました。
by 9collection
| 2010-11-22 09:09
| 輝け!憲法9条
|
ファン申請 |
||