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(今回は4時間早めに更新します)
── 前回記事にふれたバックアップディスクとは別に、親友から コピーをもらった大事なディスクがあります。それは地元に軸足を 移すまで主に航空産業で活動していた時代に、私が発信していた 『茅ヶ崎から;』とネーミングしたMM・メールマガジンのバックナンバー (ほぼ全部)のデータです。今回の記事に引用した文章(赤色の文 字部分)はそのデータの一部です。 ── 【九死に一生を得る(その2・ワカモノ編)】 今回のお話は、49年前…実に約半世紀!前です…私も若かった。 Date: Fri, 13 Apr 2001 06:46:54 +0900 Subject: 茅ヶ崎から;042 (中略) (イメージ写真・事故で全損した乗用車) 1963(S38)年12月31日深夜、国道1号線西行き車線、茅ヶ崎の 外れ相模川にかかる馬入橋入り口。中古のスカイラインは、右後ろ ドアを大型トラックの車輪カバーにはねられ、左前輪を歩道縁石に 強(したた)かにぶつけ、全てのウィンドウが粉々になって車内に散 乱し、その中に青い顔で呆然としている4人の若者が居ました。 そう、一人は私 【注:当時21歳】 です。 「死にたいのかっ!」というトラック運転手の声で、 徐々に、記憶が戻って来ました…。つい先ほど…、正面に石碑みた いなものを見つけた私の「オイッ!」の声に気付いたT君が右急ハン ドル!真正面にヘッドライト!今度は左急ハンドル!右後ろにバシ! という衝撃、次は左前からドン!という衝撃!粉々になったガラスが スローモーションのように降って…。 (茅ヶ崎・新田入口バス停から西・平塚・馬入橋を見る。 道幅は橋の手前は少し広いが橋の入口で狭くなっている。 信号新田入口から先は平塚市で、その辺りでトラックと 衝突した。写真は2013年1月28日、富士山も見えます) 馬入橋入り口はゆるい右カーブで道路幅がしぼれて狭くなってい たのです。低賃金でしたが、同期入社のC君・T君と私の3人の共同 出資で、中古車を購入し、最初の遠乗りに大阪まで帰る計画でした。 道路が空く時間に走ろうと、遊んで時間を潰し、1時間ほど前に川 崎(木月独身寮)をスタート、学校後輩のS君を含め、全員が居眠り 状態だったのです。 結局、元旦は警察の聴取やら、廃車の処理やらで、一日がつぶれ てしまいました。思い出すたびに本当に恐怖に襲われたことと、 なけなしのお金で買った車が無くなったことで、全員意気消沈して、 口数少ない時間が流れました。何やら、景色も白っぽく見えたよう な印象です。 ”あの時”の皆が無口だった時間、私はボンヤリ幾つかのことを考 えていました。相模川の手前なのに何故平塚警察なんだ?(後に あの辺りは部分的に平塚市であることを知りました)。こちらの車は ガタガタの全損なのにトラックは筋が1本付くだけなんて(大きい車 の方が有利なんだ)。よし、思い切って労働運動 【注:当時既に 活動家?でしたが】 をやってみようか…(本当に死んでも不思議は なかったところを掠り傷で助かったからでしょうか?)。 (後略) (その頃の私、右側です。子どもがじゃれ合っているようです。 背景は中古のDC3型機、まだ某社のペイントも塗られていません) 自分で言っては値打ちはありませんが、まあ出来た文章で、殆ど説 明は要りませんね。「九死に一生を得る」はこれでお終いです。 by MO
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| 2013-02-01 05:09
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